5097605 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

山ちゃん5963

山ちゃん5963

五十二、立川第三小学校

五十二、立川第三小学校

昭和五十八年四月長女寧々は小学一年生。桜が咲く四月、ワシが寧々の入学式に行った。妻は家で秀吉と愛々を見ていたそうな。立川第三小学校は立川マンションから徒歩で十分のところにある。寧々は皆と並んで学校に行った。寧々は三月十五日生まれだから、とても小さかった。しかしまた、とてもよく頑張る子であったのじゃ。幼稚園には行かなかった。しかし、小学校でなかなか成績がよかったのう。寧々の友達は確か親松麻衣子さんともう一人であった。今は名前を思い出せんのう。寧々たんまたおせえてちょんまげ。

秀吉は幼稚園には行かなかったが武田陽子ちゃんと仲良しだったので一緒に小学校に行った。時は二年後の昭和六十年四月寧々と同じ立川第三小学校に入学したのだったわい。今回は恵理子が入学式に行った。秀吉は寧々と一緒に通学した。ただ秀吉は冬でもランニングシャツで通学したのじゃ。非常に元気そうだったが、寒くなかったのだろうか。ひょっとして貧しくって着る服が無かったのかいや。あとで聞いたら、貧しくはなかった。やはり寒かったってさ。秀吉の頑張り屋。担任の先生は女性で男全(おまた)先生といった。教え子の大山君が交通事故で死亡するというアクシデントがあった。そのため、男全先生、悲しみを拭い去るため学校を代わった。かわいそう。まあとても悲しい出来事だったのじゃ。しかしその悲しみの中から人間は成長するのじゃよ。人間は考える葦であるぞや。パスカルがそう言うとる。



© Rakuten Group, Inc.